XRPの上場廃止と予見されていたSECによる訴追

  もうすでにニュースで知られていることですが、SECがRipple社を未登録証券を販売したとして訴訟を起こしています。

 私の以前の記事で紹介したことがタイミングは遅かったものの現実化したようです。私自身はCoinbaseはXRPの上場を行わないと予想してましたが、実際にはRipple社とユーザーからの強い希望に押し切られる形で一時的な上場を許可してしまいました。

 投資家保護の観点からCoinbaseの当時の決断はこれから精査されるべきですが、残念ながらその判断は完全に間違っていたことがこれから証明されようとしています。

 日本ではSBI証券などでXRPを基盤に取引所を運営するなど、あり得ない状態ですが、どう考えてもXRPがこれから主流になる可能性はありません(断言できます)。

 すでに購入してしまった方々は早々に損切りをするか投機的な上昇局面で利益確定することを強く推奨します(投資は自己責任ですが)。

 繰り返しますが、XRPに将来性は全くありません。国際送金の流動性問題であれば現在の時価総額ですでに十分解決可能ですし、それらの需要はこれから次々と生まれる新しい分散型金融のプロジェクトで置き換え可能です。

 Ripple社のSECへの対応はさらに状況を悪化させており、おそらく訴訟はSECが勝訴するでしょう。Ripple社はこれから米国から離れるようですが、Dubaiやシンガポールあたりに国外逃避するしか存続の道はないでしょう。

 今回のSECによる訴訟の結果として多くの投資家が損害を被ることになりましたが、Ripple社は自分たちが行ったことの償いをこれから精算させられることになるでしょう。

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