Defiセクターの取引高は史上最高を記録

  KrakenでETHがフラッシュクラッシュを起こすなど大荒れの暗号資産市場ですが、3月は恐らく調整入りしたようです。ただまだ長期の移動平均線は下回っていないので、これはトレンド転換ではなく上昇中の適正な調整と思われます(現状では)。マイニングログを見ていると下落時にものすごいプレミアムを払って取引を行っている様子が確認されました。これは保有ポジションを解消しようとして、コールドウォレットから取引所へ送金し慌てて売った人たちの影響も含まれているかもしれません(私はマイニング報酬が2倍ぐらい跳ね上がったので動じませんが)。
 2017年を経験してる身としてはこんな調整は日常茶飯事だったので、下落幅には注目しない方が良いと思います(フィナボッチリトレースメントのサポートラインを割るかの方が重要)。最近のニュースを見ているとDefiセクターの躍進が目覚ましいです。ETHの価格上昇を牽引しているのはDefiで流動性を提供している投資家の資金が分散型取引所にロックされているためでもありICOのバブルとは違った現象が生じています。

Dune Analyticsのデータを見ると1月と2月の取引高は昨年比を見ると成長の凄まじさがわかります。

https://duneanalytics.com/queries/4424/8622


最初のQ1で昨年の実績を超えるのは確実ですが、どこまで伸びるのか注目しています。
The Blockの記事によると昨日時点ではUniswapが総収益の43.6%を占めており、20.9%がSushiSwap、15.9%がCompoundにいっているようです。Balancerを除くほぼ全ての銘柄で記録的な収益を上げており、注目度の高さが伺えます。
ETHのスケーリングは今後も最大の課題ですが、レイヤー2を利用した取引所が徐々にですが、リリースされてきています。分散型デリバティブ取引所dYdXは水曜日、同社の無期限契約がEthereum Layer-2スケーリングソリューションStarkWare上で取引可能になったと発表しています。こちらはZK-rollupを採用したようでついに本格的なレイヤー2の普及が始まりそうです。
ちなみにZKロールアップを採用することで中央集権型の取引所と手数料はほぼ同水準まで抑え込めるようです。まだ使ったことはありませんが、POS移行とシャーディングの実装まではレイヤー2に頼ってスケーリング問題を解決していくしかなさそうです。









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