ETHマイニングの始め方ー2021年版

 以前に、書いた記事がだいぶ古くなってきたので、これからマイニングを始めようと思っている方には不向きな内容になっていました。ここで、もう一度現状どうやってマイニングを始めたら良いか解説しておきます。

ハードウェア用件

6GBから8GB以上のメモリを積んでいるGPUを用意してください。具体的にはAMD系ならRX5700, RX5700xt、RX580、Radeon Pro DUO(Polaris)、Vega64、Vega56になってきます。NVIDIA系はRTX3000シリーズが圧倒的なパフォーマンスでオススメですが、入手は現在ほぼ無理です(プレミアムを払うなら別ですが)。

あとは2GPU構成ぐらいならEATXの広めのケースでなんとかなります。3枚以上のハイエンドカードを動かすには、オープンエアーのマイニングフレームや、4Uサーバーケースに複数ファンを取り付けたものが必要になります。

GPUマイニングの場合はCPU性能はいらないので一番安いCPUで十分らしいです。ただ私はそういった安価なCPUを試したことはありません。メインメモリもそれほど重要ではありませんが、16GBぐらい積んでおいてもそれほどコストはかかりません。


マイニングソフト(ETH)

ここではETHマイニングを取り上げるので、現状どういった選択肢があるかだけ簡単にリストアップすると以下のようになります。

  1. Claymore's dual miner  -> もう現在保守が行われておらず、特殊なプログラムと組み合わせないとマイニングは不可能になりました。
  2. Phoenix Miner -> これがClaymore's マイナーの代わりとなります。設定も非常に似ていて使いやすいです。専用サイトからやGITHUBからダウンロードできます。https://phoenixminer.org/
  3. TeamRed Miner -> AMD系専用のマイニングソフトです。現在これが最も最適化が行われており、マイニングカーネルはかなり省電力に設計されています(ハッシュ速度値はPhoenixより低いかもしれないがStaleシェアの発生確率が低いので実質のマイニング速度はこちらが上です)。こちらはGITHUBからダウンロードできます。https://github.com/todxx/teamredminer/releases

まとめ

 ここでは2021年現在、ETHマイニングを始めるに当たってハードとソフトの要件だけを紹介しました。機会があれば設定方法も公開したいと思います。ちなみに今年のマイニング収益率はかなり異常です。私は機材を拡張してハッシュ速度が向上したこともありますが、2月中頃の現在で去年の総マイニング収益を超えてしまいました(ETHの総量ではありませんの注意)。現在の好循環が続くなら1ヶ月あたり1100ドルぐらいの副収入ですので、副業としてはかなり優秀です。複利で増やせるようにマイニングした報酬は全て再投資しています。





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