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2月, 2018の投稿を表示しています

EthereumとVerge, SmartCashの同時マイニング方法

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先日EthereumとSiaCoinなどを同時マイニングできるClaymore’s Dual minerの新しいVer 11.0がリリースされたと報告しましたが,今回のアップデートで加わったKeccakとBlake2sで同時マイニング方法を紹介しようと思います. Verge(XVG)との同時マイニング Blake2Sでマイニング可能な中でそこそこ有名で採算性も良さそうなのはVergeで,海外ではETHとの同時マイニング方法を試す人がすでに出てきているようです.マイニングプールは色々選択支がありますがWalletアドレスのみでマイニング開始できるnlpoolがおすすめです. Nlpool blake2S mining: http://nlpool.nl/ 設定batファイルの例を以下に示します. EthDcrMiner64.exe -epool us1.ethermine.org:4444 -ewal <ETH address>.<rigname> -epsw x -dpool stratum+tcp://mine.nlpool.nl:5766 -dwal <verge address> -dpsw x -dcoin blake2s -allcoins 1 -allpools 1 -dcri 50 ETHのマイニングプールはethermineを使用していますが,ほかのマイニングプールを設定すれば問題なく使えると思います.Blake2sはStratnumアクセスしかサポートしていないのそこだけは注意が必要です.-dcriオプションを変化させるとマイニング効率が変化します.RX580の場合はBlake2Sの同時マイニングで50前後を設定してあげると良い結果が得られました.ETHのマイニング効率はやや落ちますが,Verge側で約1200MH/sぐらいの結果が得られました. SmartCashとの同時マイニング Keccakでマイニング可能なのはSmartCashになります.こちらは公式マイニングプールぐらいしか稼動していません.マイニングを始めるのは公式ページからWeb Walletなどを作成しマイニングプールへの登録が必要になります. SmarCash pool: http

BitfinexがSegWitに対応

本日Bitfinexがブログ上でBitcoinの出入金に関してSegWitに対応したと アナウンス を行いました. これに関連してか分かりませんが,夕方ごろにビットコイン価格の突然の下落を経験しましたがこれは50-day SMAでただ単に抵抗にあっただけかもしれません. Coinbaseは先週ごろSegWitの実装テストの最終段階に来ていることをアナウンスしていましたし,昨年8月にアクティベートされたSegWit対応が一気に進みそうです.Lightningネットワークへの対応も進めば送金遅延や手数料の高さはだいぶ改善されていくと思われます. 一方,Ethereumはネットワークスケーリングのための開発を加速させるためにEthereum Community Fund (ECF)というある種の基金を設立し開発者をバックアップしていくようです.こちらもPlasmaやShardingなど色々な案が出されていますが,開発を加速させていく必要があるので資金面でICOに頼らなくても良い仕組みができたのはポジティブに捉えています.Ethereum版のLightning ネットワークと呼ばれいてるRaidenはICOでトークン配布することで開発資金調達を行いましたが,Etheruemネットワークに依存するdAppがこれから続々と出てくることを考えると今回の動きは期待できそうです.

Telegram ICOの状況, 非公開割り当てで8.5億ドル調達

暗号通貨業界で有名なチャットアプリのTelegramはICOが噂されていたトークンの非公開割り当てですでに8億5000万ドル調達したことが米証券取引委員会(SEC)に提出した 通知 から判明しました. SECは暗号通貨のICO行為は証券の発行にあたるとの見解を以前から公表しており,今回Telegramが公開した証券は”暗号通貨の購入契約”としています.米国では非公開株のIPOなどは100万ドル以上の資産があるか年収20万ドル以上の適格投資家しか参加することができませんが,TelegramのICOも同様の扱いになるようです. コダックも同様の手法を用いてICOを行うことを予定いましたが,出資者が適格投資家にあたるか審査する必要があるため期限を延期していました. これで米国人は合法的にICOに参加できるようになったわけですが,いままでのように一般人が簡単に参加できるレベルではなくなったようです.法規制が進むのはある程度歓迎できますが,これからはまともなICO案件に参加するためには適格投資家になるしかなさそうです.

仮想通貨市場が5000億ドルまで回復

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LiteCoinの上昇をきっかけにBitcoinやETHもかなり回復してきました.Bitcoinは現在10800ドル付近で取引されていますが,そんな中2月9日から2月12日の間に4400万ドル分のビットコインを匿名のトレーダが取引していたようです. 個人なのか組織が保有するアドレスなのかわかりませんが,実際に噂されているアドレス(3Cbq7aT1tY8kMxWLbitaG7yT6bPbKChq64)をBlockchain.infoで確認してみました. たしかにここ数日に急激に購入された形跡が見られ,総資産額は96650.85 BTCなので約10億ドル超える規模を保有しているようです.こういう大口のビットコイン保有者の売買の影響なのかビットコインの市場占有率もじわじわ上がってきているようです.ジョージソロスの運営するファンドが仮想通貨で支払いを古くから受け入れているOverstockの株を大量購入していたりと,既存の投資家にもブロックチェーン技術とビットコインが受け入れられつつあるのかもしれません

WavesのDEXプラットフォームに新たなゲートウェイが追加予定

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今日はDEXプラットフォーム系の Waves に大きな動きがありました.すでにBitcoin, Ethereum, ZcashとLiteCoinがサポートされていますが,近日中にBitcoin cash, Dash, Monero, Ripple, NEMにも対応する予定を アナウンス しています. この発表をきっかけにしてかWavesの価格も24時間で+20%以上の上昇を見せています. Wavesは法定通貨や暗号通貨の取引保存といった基本的な機能に加えて,独自トークンを発行できる特徴があります.Waves platformで企業を取り込み独自トークンを発行させる試みが行われているようで, 昨年7月にはハンバーガーチェーンの”Burger King”が”WhopperCoin” を発行したことがニュースになりました.やはり2018年はDEX銘柄の注目度が高まっていきそうです.

LiteCoinが高騰,LitePayとLiteCoin Cashのハードフォークが要因?

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昨夜チャートを眺めていると突如としてLiteCoinが上昇を始めました.テクニカル分析でも2回底をつけた後早々に反発していたので20日移動平均線を越えたあたりで何かが起こりそうな雰囲気でした. 要因はおそらく,ちょうど上昇基調に乗る段階だったことと,LiteCoinを使ったLitePayが今月28日に公開されることがアナウンスされたことなどではないかと思われます.現在50日移動平均線も超えて完全に上昇モードなのでどこまでいくのか期待したいです. ちなみに今回の上昇にどれだけ影響したか分かりませんが,LiteCoin Cashがハードフォークすると予告されています.こちらはどれだけ本気なのか分かりませんが,1 LiteCoin毎に10 LiteCoin Cashが配布されるとアナウンスされています. どうやらこのハードフォークでビットコインと同じSHA256にハッシュアルゴリズムも戻すようで,技術的にもあまり面白そうな話もないので何がしたいのかいまいち理解できていません. Charlie LeeはTwitterでこのハードフォークはスキャムだと言ってますし,あまり関わらないほうが良さそうです.それよりも2月後半でLitePayが実際にサービス開始すれば実際にLiteCoinが決済用に使われる機会が増えていきそうです.そして順調に実需を伴って価格が上昇していけば暗号通貨の決済分野の応用例として成功していくのではないかと期待しています.

Bitfinex新たな分散型取引所 EOSfinexを立ち上げへ

Tether疑惑で何かとニュースになっているBitfinexですが,本日,EOSをベースにしたDEXであるEOSfinexを立ち上げると ブログ上で発表 しました. すでにBitfinexは0x protocolを活用した半分散型のEthfinexを立ち上げてベータ版を公開していますが,完全に非中央集権的な取引所移行に向けた布石を打ってきたようです. EOS自体はまだテストネットでの運用止まりなのでいつごろこのプランが実現されるかは不明です.色々な疑惑があるとはいえ大手取引所の一角がこうやってDEX化に本格的に乗り出してくるとこれからの発展に期待できそうです. こういう動きを見ているとGDAXがERC20トークン取引機能を導入する場合に0x protocolを採用するのも荒唐無稽な話ではないような気がしてきます.個人的には2018年から2019年にかけてEthereumネットワークの開発と関連して色々な動きがあるのではないかと期待しています.

EthereumとSiaコインの同時マイニング方法

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先日,Claymore’s dual minerがver 11.0になったと報告しましたが,今回はSiaコインとEthereumの同時マイニング(Dual Mining)を試してみたので紹介します. Siaコインをざっくり説明するとあまったストレージを貸し出すクラウドサービスのための暗号通貨です.将来性はそんなにあるように思えませんが,Ethereumのハッシュレートを落とさずに同時採掘できるのならと試しにやってみました. まずはマイニングに必要なウォレットツールを公式サイトから ダウンロード しました. 同期にはそれほど時間はかかりませんでしたが,それなりに待たされます.次にマイニングプールを指定します.一時的に試してみるだけなので,マイナー登録が不要でウォレットアドレスのみで参加できる SiaMining を選択しました. 次にバッチファイルを作成します. EthDcrMiner64.exe -epool us1.ethermine.org:4444 -ewal “ETH address”.rig1 -epsw x -dpool stratum+tcp://us-east.siamining.com:7777 -dwal “Sia address”.siarig1 -ftime 10 -dcoin sia  上記の”ETH Address”は0x98……などで始まるEthereumのアドレスを,”Sia address”には7439….とSia Coinのウォレットアドレスを指定します. バッチファイルが作成できたら,保存しコマンドプロンプトからマイナーを起動します.私の環境ではGeforce GTX1060 x 2とRadeon RX580 x 1でそれぞれ試してみました. Geforce GTX1060 X 2 Radeon RX580 同時マイニングの性能はAMD系のほうが高い性能が出ているようです.ちなみにAMDのGPUであれば動作中に微調整が可能です.”+”と”-“で-dcriオプションの値が調整できるので色々最適値を探ることができます.ハッシュレートはそれほど落ちないと紹介されていましたが,若干効率が下がっている気がします.SiaコインのMiningはまもなくASICマイナーが普及しだすようなので同

もう取引所のGox被害にあわないために,DEX(分散型取引所)のすすめ

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CoinCheckでのNEM流出,BitGrailでのNanoの不正引き出しなど従来型取引所のハッキングが最近相次ぎました.もちろん取引所側のセキュリティーの甘さが事件の一要因であるのは確かですが,今回のハッキング事件の数々でまた中央集権型の取引所のリスクが浮き彫りになったのではないでしょうか. 大量の取引処理し十分な流動性がある中央集権型取引所は大きな魅力ではありますが,たまにはDEX(分散型取引所)も利用してみてはいかがでしょう. DEXでは秘密鍵を自己管理下で取引きを行うので,取引所でハッキング被害にあうリスクは限りなくゼロになります.現時点でDEX最大の欠点は流動性がないことと直接的なオンチェーン取引によって手数料がかかることです. 例えば,ERC20トークンのETH取引が可能なEtherDeltaはすべての処理(オーダーや資金の出し入れ)をEthereumオンチェーン上で行われるため手数料が多くかかり,取引速度も非常に遅いです. もちろんこの問題を解決するために様々な開発が行われています.今回はその中のひとつ 0x project とそのトークンを紹介します. 0x Project とは? “Off-chain order relay with on-chain settlement”という一文で表されるように,売買情報のやりとりはオフチェーンで行われ,取引の約定はオンチェーンで行われるということです.オーダーブックは”リレイヤー”が管理し,売買情報を中継することで取引を成立させます.オーダーブックだけはリレイヤーが集中的に管理するのでその見返りとして取引手数料を与えることでシステムを維持できるよう設計されています.また0x プロトコルで使われるトークンも発行されており,現在の市場規模は以下の通りです. 現在, 0x protocolを利用しているリレイヤーは,EthfinexやRadarRelayなどがあります. RadarRelayを早速使って0xトークンの取引を行ってみましたが,たしかに取引手数料はEtherDeltaよりかなり安くGUIデザインも洗練されているようです.利用するにはEtherDeltaと同様にMetaMaskなどを経由する必要がありますが,これからの発展が期待できそうです. 将来性は 0x Pr

伊BitGrailがハッキング被害

2月8日にイタリアの仮想通貨取引所 BitGrail から1700万XRB(約1.9億ドル相当)のNanoが不正アクセスにより引き出される事件があったようです. 現在は出入金が停止されており,おそらく顧客資金を支払い不能になっていると思われます. あまりなじみのない取引所ですが,BitGrailはRaiBlocks (Nanoのリブランド前の名称)の取引所として知られており,BINANCEなどで取り扱いが始まる前には多くの人がNanoの取引に利用していたようです. BitGrail CEOであるFrancesco FiranoはNanoの開発チームに不正引き出し分を帳消しにするために台帳を改編する要望を行ったようですが,Nanoチームは即座に拒否し,Firano CEOによる詐欺の可能性を示唆する コメント を発表しています. RaiBlockは年末年始のアルト&草コインブームで急騰し,現在でも12億ドルの資産規模で第24位につけています.BitGrailの保有資産も相当膨らんでいたようで,そういった背景から持ち逃げが疑われているようです. NanoはBlock-Latticeと呼ばれる方式を採用し,IOTA同様に手数料ゼロ,マイナーの介在なしでの迅速な取引承認を特徴としており,IoTへの応用などに最適だといわれていました.まだ詳細は分かりませんがこの事件が単純なハッキング被害によるGoxなのか,詐欺事件に発展するのか今後の捜査過程に注目です.

MyEtherWalletチームが分裂->MyCryptoブランドが登場

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Ethereumのweb walletで人気のあるMyEtherWalletが突然MyCryptoをTwitterで アナウンス しました.どうやらTwitterハンドル名もMyEtherwalletチームの許可なしに変更されたようです.今後はMyEtherwalletとMyCryptoは分裂し2つの競合するサービスが存在していくことになりそうです. 突然の出来事でフィッシング詐欺ではないかと混乱も起きているようです. MyCryptoはこれからBeta版を一般公開してサービスを開始していく予定のようですが,MyEtherWallet側は違法なソーシャルメディアのアカウント切り替えを非難する アナウンス も行っています. 両者にアクセスしてみましたが,当然ながらサイトデザインはほぼ一緒です,ロゴが微妙に変わってますが,すこし紛らわしい印象を受けます. 利用できるサービスの選択肢が増えるのはユーザー側としては歓迎しますが,こういう強引なやり方で混乱を引き起こしたことは繰り返して欲しくありませんね.

BINANCEがメンテナンスを完了して取引再開

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ついこの間Karakenがシステムアップグレードで予測を上回る長時間ダウンした出来事がありましたが,今回BINANCEも似たような状況に陥っていたようです.予想より作業が長引いていたことで,Coincheck同様にハッキング被害にあったのではないかといういつもの出所不明の怪情報が流れていました. 先日Forbesに掲載された趙CEOの見事な対外コミュニケーションにより混乱が市場に広がることもなく本日10:00AM(UTC)に無事取引が再開されたようです. 再開と同時に今後2週間は取引手数料を70%割り引くとアナウンスも行われたようです.直後からBitcoin価格は上昇を始めて今週頭の急落から完全に回復基調に入りました. 来週には米国上院での公聴会でBlockchain技術が議論されるようですが,前回のCFTCと SEC委員長の発言から推測するに仮想通貨規制のありかたについて問題はあってもBlockchainとそのエコシステムに関してはかなり好意的ではないかと予想しています.

Claymore's Dual ETH miner v11.0がリリース

 EthereumとSiaCoinなどを同時マイニングできるClaymore’s Dual minerの新しいVer 11.0がリリースされたようです.Githubではまだダウンロードできませんが,私がよく参考にしている CyrptoMining Blo gでアナウンスされていました. Ethereumの採掘速度を落とさずにほかのコインも同時にマイニングできるのが最大の特徴ですが,今回のバージョンアップで”blake2s”と”keccak”が加わったようです.しばらく面倒で色々試していませんでしたが,SiaCoinもだいぶ値上がりしてきたので去年からマイニングしていればよかったなと後悔しています.設定はバッチファイルをいじる必要があるのである程度コマンドプロンプトの知識は必要ですが,将来の値上がりを期待してデュアルマイニングを行うのもおすすめです. 私は早速RX580+Core i7のマシンにインストールをしてチューニングを始めましたが,AMDのドライバオプションでComputingモードが見あたらなかったり,ASUSのGPU Tweakからもコマンドオプションからもメモリのオーバークロックを行えず大苦戦中です. 今週末にはGeforce GTX-1060+Ryzenのシステムでも移行作業と最適化を行う予定なので,良い結果が出たら紹介しようと思います.

米Forbesが初めて仮想通貨の億万長者ランキングを発表

米Forbesは毎年,保有資産10億ドル以上の億万長者ランキングを発表することで有名ですが,つい先日初めて 仮想通貨版のランキング を発表したようです. 残念ながら日本人はランクインしていませんでしたが,仮想通貨業界で有名な人物がランクインしていました.何人か紹介すると,以下の通りです. 第12位 Vitalik Buterin Ethereumの生みの親でもあるVitalik Buterinは12位にランクインしていました.ついこの間2.6億円相当のETHを寄付していましたが,若干24歳にして総資産額は4億~5億ドル相当を保有しているようです. 第6位 Brian Armstrong 米最大手の取引所CoinbaseのCEOであるBrian Armstrongが6位にランクインしています.2017年のCoinbaseの取引手数料収入は10億ドル稼いだとニュースになっていましたが,個人でも資産額はほぼ10億ドルに到達したようです(9億~10億ドル). 第4位 Winklevoss兄弟 なぜかこの二人だけは一緒にカウントされているようですが,CameronとTyler Winklevossの双子兄弟が4位にランクインです.ビットコイン取引所 GEMINIを運営していたりビットコインETFを申請したりと面白い取り組みを行っています.総資産は9億~11億ドルに到達したようです. 第3位 Changpeng Zhao 昨年末から日本で急激に人気が上昇したBinanceのCEOであるChangpeng Zhaoが3位にランクインです.たった7ヶ月で世界一の取引高を達成し現在600万口座を抱えるまでにBinanceを成長させました.総資産額は11億~20億ドルのようです. 第1位 Chris Larsen 第1位はRipple社の元CEOで現在は会長を務めるChris Larsenでした.1月頭のものすごい高騰を見せたXRPを52億保有しているようです.総資産額は75億~80億ドルにもなるのでもしXRPが今年順調に価値を伸ばしていった場合に恐ろしい評価額になりそうです. このまま市場が拡大していった場合,ここでランクインしている人たちの中からビルゲイツやウォーレンバフェット以上のお金持ちが誕生するかもしれませんね.

米英金融王手が自社クレジットカードによる仮想通貨購入禁止令

今週急激な下落から始まった仮想通貨市場に追い討ちをかけるように各大手金融機関が相次いでクレジットカード決済での仮想通貨購入を禁止しだしたようです. 米国金融大手の JP モルガンチュース, Bank of America や Citi グループに続き,英国最大の金融グループであるロイズバンキングが顧客向けに発行するクレジットカードで禁止令を出しました. さらに VISA と Master Card は Coinbase におけるクレジットカードによる購入がネットワーク上で処理される分類を突然変更したようです.おそらくほかのすべての取引所でも同様な扱いになっていると思いますが,仮想通貨は ” 購入 ” ではなくて ” キャッシングサービス ” とラベリングされるようになったようです.これによって クレジットカードによる仮想通貨の購入は, Coinbase によって課されていた 4% の取引手数料に加えて,約 5% のキャッシング手数料がクレジットカード業者によって課金されることになりました. IRS は Bitcoin など仮想通貨は ” 通貨ではない ” と明言し,税法上は課税対象財産として扱われていながら,クレジットカード会社は仮想通貨の購入は ATM から現金を引き出すのと同じ行為だとみなしたことになります. 両者の主張が同時に成り立つはずはなく,ただ単にクレジットカード会社が法律上のグレーゾーンを利用して仮想通貨購入へ妨害行為を行っていると思われます. 悪いニュースが連続しましたが, Coinbase がついに SegWit を数週間以内で有効化できるようです. 現在相場はやや持ち直しましたが,つぎの上昇ラリー時には Bitcoin ネットワーク混雑の緩和が期待できそうです.まだまだスケーリング問題は残っていますが, SegWit の実装が各取引所や Web Wallet サービスで完了し, Lightning Network などのセカンドレイヤー系のプロトコルが本格的に稼動する下地が整ってきたようです.

SweatCoin(汗コイン)の人力マイニング

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NY ダウ株価平均が大暴落を起こし,ついに株式でも 9 年ぶりの調整局面入りかと話題になっていますが,仮想通貨も怒涛の勢いで下落中です. そんな中ネットで SweatCoin なる仮想通貨もどきを見つけたので紹介しようと思います. SweatCoin は直訳すれば汗コインで,フィットネスアプリとして 2016 年英国で SweatCo Ltd によってリリースされました.簡単に紹介してしまえば,歩数に応じて独自ポイントを付与し,ユーザーに健康的な運動習慣を身に着けてもらおうというスマホアプリです. 歩数に応じてポイントを付与,つまり人力マイニングが可能! SweatCoin の名前の通り,ユーザーが歩いた報酬にデジタル通貨を活用しているのが特徴です. ユーザーが屋外(ここがポイント)でアプリを立ち上げ,ウォーキングやランニングを行うと加速度センサと GPS の測位情報によってユーザーの動きを追跡し, 1000 歩あたり 0.95 ポイントの SweatCoin が付与されます. SweatCoin が貯まると提携先の様々なギフトカードや商品と交換できる仕組みです. 私も実際使ってみましたが,歩数はやや多く見積もられるものの,通勤で歩くとだいたい一日 10 ポイント以上は稼げそうです.アプリの完成度もそこそこ高く,これは肥満が社会問題になっている米国では大手病院組織や保険会社が目をつける可能性もあります. ブロックチェーン技術を使った仮想通貨開発にも着手 2018 年 1 月に SweatCo の創業者による発言では,ブロックチェーンを使った仮想通貨の開発にも着手しているようです.今後は対象地域の更なる拡大と市場で取引できるようになるかもしれません.実アプリがすでに存在しており何に使われるのか理解不能な草コインよりは将来性は期待できるかもしれません.

Starbucks の決済に仮想通貨が採用されるかも?

最近行われた投資家への説明会で, Starbucks 会長の Howard Schultz 氏はブロックチェーン技術を自社の決済プラットフォームに採用する長期的な可能性を発言しました. しかし,同時に Bitcoin がこの役割を果たすとは考えておらず,規制され法制化された枠組みの中で利用される仮想通貨が望ましいとしているようです. Starbucks 自体は独自の仮想通貨への開発もブロックチェーンや特定の仮想通貨への投資も発表していませんが,これらの技術を自社の決済システムに組み込みたいと考えていることを明らかにしました. Schultz 氏は, 2015 年に開始した Starbucks のモバイル決済アプリで消費者は注文し,支払いを行うことができ現在では米国内での Starbuck 決済取引の3分の1を占めていると言及しました.その結果将来的に Starbucks はキャッシュレス店舗を導入することを検討していると語りました. Starbucks は最先端の決済ソリューションを消費者に提供してきた実績がありますし,今後なんらかの形で仮想通貨を自社のモバイル決済アプリに組み込みたい考えのようです.私もリワードポイントがたまるので Starbucks カードとモバイルアプリの決済を利用していますが,将来的には仮想通貨を使って支払いとトークンを利用したリワードポイントの獲得なんてことが可能になるのかしれません. それが, Ethereum ベースのトークン, LiteCoin や XRP になるのかわかりませんが,モバイル決済へ仮想通貨利用の普及が進む可能性に期待したいです.

Ethereum Mining results (イーサリアムマイニング実績) 2017

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日本で 2 月は確定申告の季節ですが,米国では 4 月 15 日の Tax return の締め切りに向けて大体必要書類が届く時期です.以前にも紹介したように私はメインでイーサリアムマイニングを行ってまとまった収入が発生したので, Tax Return へ向けて総マイニング収入(実績)がどれぐらいであったか計算してみました. 米国では,仮想通貨を投資目的で取引し発生した利益や損失は Captial Gain として扱われます.それと同時に,個人の場合は年度内で発生した収入すべて所得税の課税対象になります.つまり仮想通貨のマイニング報酬は発生した段階に米ドル換算され収入として課税されるということです(受け取ったタイミングの解釈方法は色々ありますが). 総額が 600 ドル未満であれば報告しなくても良いというルールもあるようですが,私はそこそこの額になったのでどうやら報告義務があるようです. さて, 2017 年に各月どれぐらいマイニングできたか実績は次のようになります. これを見ると, 9 月と 10 月の価格低迷期でマイニング収支が悪化しているのがわかりますが,年末の上昇で徐々に復活してきたようです. 総額を計算すると 大体 2.9 ETH をマイニングし,総額で 922.98 ドル儲かったようです.ちなみに電気代は大雑把な計算で 250 ドルぐらいトータルでかかっていたようです.結果として現状では個人のマイニングでも黒字で,含み益を含めなくても十分収益が得られたようです. ちなみに 2017 年末の終値で換算した結果は, 総額 2163.66 ドルで Ryzen 7のデスクトップ構築費用は余裕で回収できたようです. 現在も効率が落ちながら電気代以上は毎月稼げているので, Casper のハードフォークで PoS へ移行するまではこのまま継続していく予定です.ちなみに 1 月でイーサリアムがまた価格上昇したこととアルトコイン全体が値上がりした影響か GPU がさらに品薄で恐ろしいプレミアム価格がついているようです.追加で GPU を購入したいのですが,現状ではもう少し価格が落ち着くのをまとうかなと思っています.ただし 2018 年にそんな時期が来るのかあれだけの価格暴落あとでも疑問

[復帰] 2018年Blog再始動

しばらくブログの執筆をサボっていましたが, 2018 年新たに再始動しました. 休止中だった間は,ただ単に本職の繁忙期でなんとなく疎遠になっていたのと日本への一時帰国など色々重なりしばらくブログ執筆から遠ざかっていました. 幸いなことに数ヶ月更新をサボっていたにもかかわらず,コンスタントに PV があったこと,日本へ一時帰国中には居酒屋でも周囲の人がビットコインを話題にしていたりと改めて暗号通貨が一般の人にもだいぶ浸透してきたなと感じています. 休止中はただ上昇していく相場を眺めながらあまり取引は行わず,ひたすらマイニングをやっていたのと, 2018 年に向けて粛々と情報収集に集中していました. 年末と新年明けてからいろいろな出来事があり,それなりに書きたい記事もまとまってきたのでこれから徐々に紹介していこうと思います.