ETHマイニング Phoenix minerの設定方法

 以前のETHマイニング記事は情報が古いため最新のマイニングソフトの設定方法をここで簡単に説明しておきます。現在、Claymore's Dual Minerは開発が終了しており、DAGファイルの互換性の問題で特殊なソフトで変換処理をしないともうマイニングは不可能です。私は、その前から徐々にPhoenixマイナーを使い始めました。

Phoenix Miner

以下のサイトもしくはBitcoin TalkなどでMEGAというプラットフォームでファイル共有されています。最新版は、5.5c (RC)で細かなバグがあるので常に最新版に更新しておくことを推奨します。

https://phoenixminer.org/

私は試したことありませんが、4GBのGPUでのマイニングにも対応しているので、古いカードが手元にある場合は試してみても良いかもしれません。このソフトはAMD、NVIDIA両方に対応しており、同時にマイニングすることも可能です(ただ安定性は悪いです)。


基礎的設定方法

ETH WalletのアドレスをまずはMetaMaskなどで用意してください。そのアドレスにマイニング報酬が支払われます。次にマイニングプールを選択します。私は、 Ethermineを利用しています。 次に最新版のPhoenix MinerをダウンロードしてZIPファイルをインストールするフォルダに展開します。この時、一時的にウィルス検知はオフにし一番最初の実行時に例外を設定してください(たいていの場合、ウィルスと判断されて検疫されます)

ここまで無事終わった後に、ETHのBatファイルを編集します。

PhoenixMiner.exe -pool us1.ethermine.org:4444 -wal "Walletアドレス" -worker rig1 -pass x -coin eth

WalletアドレスはMetaMaskなどで生成した0xから始まるデータです。そのほかはそのままで大丈夫ですが、-coinオプションでethを明示してあげた方が良いです(これはマイニングプール側の設定変化に対応するため)。
まず上記のBATファイルで無事実行できることを確かめてください。注意点は、PowerShellを管理者モードで起動することです。一番最初だけの時がほとんどですが、システム設定ファイルへアクセスするので、これは念のためです。上手く機能していればマイニングが始まり以下のようなログを出力するはずです。


ここではRTX3070でマイニングさせている実際のログデータです。大体、58 MH/sの速度でマイニングできていることが分かります。AMD系のGPUではBIOSを書き換えてメモリタイミングを最適化しますが、NVIDIAは大抵最適化無しでもオーバークロック設定だけで十分効率よくマイニング可能です。詳細は機会があったらさらに詳しく解説してみようと思っています。

まとめ

ここでは、Phoenixマイナーの設定方法を紹介しました。最適化をBATファイルの設定で行う方法もありますが、私はMSIのAfterBunerなどを使用してオーバークロックを制御しています。次回はRTX3070の最適化などを紹介する予定です。




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