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Ethereum Mining (NVidia GPU)

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前回に引き続き今回は急遽作成してみた,RyzenのデスクトップPCにNVidiaのGPUをSLIで搭載した場合のマイニング結果を報告しようと思います. 環境は,Ryzen 7 1700とGTX1060-3GBを2枚構成組み合わせたゲーム用デスクトップでVRゲームも十分楽しめるスペックで選んでみました. 私が利用しているマイニングソフト(Claymour's Dual Miner)は何も設定を変えなくてもそこそこのハッシュレートを出してくれて一枚あたり18MH/sで2枚構成の場合は36MH/sぐらい安定的にマイニングが行えているようです. GTX1070の場合には30MH/sぐらい可能で,GTX1080は消費電力が増加するだけでハッシュレートの増加はわずかのようです.ETHネットワークの混乱とCOINBASEのフラッシュクラッシュなどネガティブなイベントが今週は連続しましたが,ETHがICOに重要な役割を果たしているのは確実で,ヘッジファンドも注目しているようです. ちなみにDAGのナンバーが上がるにつれてAMD GPUの優位性が薄れていく現象がすでに確認されているようです.現在はすでに130まできましたが,これから数ヶ月後かけてRX480や580の場合、三割程度ハッシュレートが低下していくそうです.NVidiaのGPUではこういった現象は確認されていないので,マイナーは徐々にNVidiaのGPUにスイッチしていくでしょう.ZCASHでは圧倒的にNVidiaが有利なようですし,今度はGTX1060とGTX1070が秋葉原で品薄になりそうです.

Ethereum mining (AMDーGPU)

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先日の投稿でマイニングの大まかな概要と必要なソフトウェアを紹介したので今回は現状どれぐらい採掘できているのかざっくりまとめようと思います. まず,RX580カードで採掘を行った結果ですが,ほぼ既存の報告通り出荷時の設定では,24 MH/s から26 MH/sぐらいを記録しています.これぐらいであれば0.05 ETHを採掘するのに現状だと80 時間ぐらいかかるようです. 私の環境ではethermineのプールの払い出し最小限度0.05 ETHで随時支払われる設定にしてますが,本当ならGPU二枚構成でもっとガンガン稼ぎたいところです.ちなみにEthermineでは管理画面からリグの稼動状態がモニタできます.この例では2台リグが稼動した状態でrig1がRX580を使ったマシンの結果です. この程度の小規模でもマイニングを始められて電気代はやや上昇しましたが,北米では無視できるレベルです.6月の頭から始めたので今月は150ドルぐらい稼げそうなので2ヶ月もかからずGPU投資分は回収できるようです. 難易度はどんどん上がっていくので払い出しまでの時間は徐々に伸びていきますが,ETHの値上がり益を含めなくても投資先としてはかなり優秀だと思います(電気代や維持費を考慮してもキャッシュフロー的には常にプラス).次回は急遽作成したRyzenデスクトップとNVidiaのGPUでのマイニング結果を報告しようと思います.

イーサリアム(ETH)マイニング事始

最近,秋葉原界隈でもGPUが品切れになるなど何かと話題の仮想通貨マイニングですが,AMDのGPUから品切れしていること,RX550などのローエンドのGPUは手に入りやすい状況を考察するとイーサリアムマイニングの人気が急騰したためだと考えられます. なぜGPUマイニング? イーサリアムのアルゴリズムはBitcoinで採用されているようなSHA-256とは異なり,メモリアクセスが頻繁に行われることと,ある程度のメモリ容量を必要とすることからGPUを使用したマイニングが一般的なようです.幸運なことにほとんどのマイニングソフトが初期のころからOpen CLで最適化されていたためにAMDのGPUが圧倒的に有利なようです(現在はCUDAにも対応済みソフトも存在). 一般的なゲーム用のデスクトップPCであればAMD製のGPUを価格の安さから導入する人も多かったようですが,イーサリアムマイニングに最適であったこととETH自体の価格上昇で一気に需要が増えたようです. 現時点でアジア地域では1ETH = 400 USD (4万円以上)で取引されていることから日本などの電力料金が高い地域でも十分マイニング収入を得ることが可能であるようです. マイニングに必要なもの 64bit LinuxやWindows7,10が動くデスクトップとGPU,プールサイト,マイニングソフト,ETHのウォレットが必要になります. 私の場合は,以下の環境で試験的にマイニングを行っています; OS: Windows 7 professional 64 bit GPU: ASUS Strix Radeon RX580 8GB 1360 MHz OC マイニングソフト: Claymore miner プールサイト: Ethermine ETHウォレット: Geth + Mist (GUI) 投資の回収率を計算するとETHのマイニングでは圧倒的にAMD RADEON系のGPUが有利です.現在NVIDIAもマイニング専用のGTX1060カード(GP106-100)とドライバを開発中のようですが,現時点で入手可能ならAMD RADEON RXシリーズの470, 480, 570, 580がおすすめです. ただし,冒頭に述べたようにマイニングブームのため世界中で在庫切れが起こっているため

ビットコイン久しぶりに暴落

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今週はまた市況は大荒れでイエレンショックが影響したのかどうかはわかりませんが、一時一気に売られる状況が発生してビットコインとEthereumともに調整されました. 幸いアジア勢の購買意欲はまだ高いようでこの下落を購入する機会と捉えたのか買い支えられて現時点ではテクニカル的に一気に暴落するレベルから脱したようです. こういうことは規制されていない市場ではよくあることだと思ってるので静観してましたが,まだまだ需要は旺盛らしく何事もなかったかのように元の状態に戻ってきたところです. 昨日の夕方ぐらいからはLiteCoinがなぜか急伸して個人的にはラッキーと思っていますが,やっとSegwit有効化とMining報酬の高さが評価されてきたのかもしれません.ビットコインはスケーリング問題で揉め続けた上に,NYでSegwit 2Mb協定が結ばれたりUSAFでソフトフォークが計画されたりと主導権争いがまだ続いてます.これが中央集権的に決められない仮想通貨コミュニティーの限界なのかもしれません. 暗号化技術とブロックチェーンを使った信用創造にビットコインが成功したことは歴史的快挙ですが,その後のプログラミング可能なお金という次世代の経済システムに結びつく概念はEthereumによって実現されるのかもしれません. Note: この記事を投稿したあと土曜日の午後までLiteCoinの上昇は継続中で,アジア勢がここでも影響力を発揮しているようです.

Ethereumがビットコインを追い抜く可能性

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昨日の段階で3000ドルを突破したビットコインでしたが,今日の東海岸時間での朝ごろに急激に下落して現在は2600から2700ドル付近をうろうろしています. それを横目に見ながらEthereumは順調に上昇を続け,上下する局面を経験しつつも400ドル近辺で取引される瞬間が何度かありました.その結果どうやらビットコインのマーケットシェアを抜くのが完全に射程圏内に入ってきたようです. http://www.flippening.watch/ 色々な記事を読んでみてこの状況を解釈してみると,まず韓国で取引量が増加,つい最近から中国の各取引所もETHの取り扱いを開始して,マイニング報酬の増加とあいまってネットワークが急拡大するという好循環が出来上がっているようです. また需要が増加しているのにもかかわらず,ICO用としてETHをトークンとして確保しているため新たなICOがあった場合にはETHのトレードへの供給量が限られ,取引価格の上昇に結びついているようです. COINBASEはETHに初期のころから投資していたようなので,かなりの恩恵を受けているのではないでしょうか.いずれにせよAMDのGPUが売り切れ続出などの副作用はありましたが,スケーリング問題で内輪揉め中のビットコインは順調にマーケットシェアを落としていく運命なのかもしれません.もしかしたら来月にはEthereumがNo 1に躍り出ているかもしれませんね.

Bitcoin/Ethereum IRA

IRSとCOINBASEの法廷闘争が続いている最中,まったく新しい形のIRAが提供されていることを最近知りました. 米国では個人向け年金積み立てに対して引き出すまで税金の免除が年間ある一定額認めらてますが,Bitcoin IRAというまさにそのままの名前の会社が去年6月からサービスを提供していたようです. そしてついこの間の4月中旬にはEthereumにも自由に投資できるようになったようです. http://www.investopedia.com/news/make-way-here-comes-ethereum-ira/ SECはまだ仮想通貨を使ったETF(上場投資信託)という形の投資形態を認めていませんが,IRAや401Kの仕組みを介せばBitcoinとEthereumに投資しつつ所得税を回避できる税法上のメリットもあります.また途中で引き出しを行った場合でもその年度にペナルティーとして所得税を納めればよいだけなのでグレーゾーン的な扱いがなく合法的にしかもシンプルに始めることが可能なようです. これは面白い取り組みだと思いますし,今年に入ってからの各仮想通貨の上昇を見る限りでは,これから多くの需要が見込めるのではと思います.個人レベルのTax Returnで仮想通貨投資の報告が面倒な人はこういう手段もあるというのは選択肢としてありだと思います.

Ethereum Surging Again

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今週末は比較的緩やかな上昇基調のあとにまた下降しつつ上昇機会を伺っている仮想通貨市場でしたが,本日Ethereumがまた急上昇しているようです. 今日の午後2時ごろで軽々300ドルを突破して現在は330ドルまで上昇しました. どうやら中国市場で価格が急激に上昇したようでそれが平均化される形で各取引所に広がっていきました. ここ一ヶ月のパフォーマンスはビットコインの50%上昇が馬鹿らしく思えるレベルに到達しており,脅威の266%の上昇を記録しています. このままいくと数ヶ月でマーケットシェアの逆転が起こってもおかしくありませんが,それはビットコインのSegwitの進展次第というところかもしれません. どうやら新しい仮想通貨のICOにEthereumのスマートコンタクトの機能が活用されているようで,新しい仮想通貨が生まれるたびにEthereumの需要も増えて価格が上昇するという好循環が生まれているようです. ETFの審査結果も控えてますし,ほとんどの取引所が米国政府当局の監視下にあることからSECによる承認可能性はビットコインETFより高いと思われます. いずれにせよ,ビットコインコミュニティーは内輪もめしている場合ではなさそうです.

Bitcoin Companies Approve Segwit-2mb Combined Fork Plan (NY consensus 2017)

Barry Silbert company the Digital Currency Group unveiled a scaling contract on May 23 with a letter of intention backed by 56 Bitcoin businesses, for Sergio Demian Lerner recentSegwit-2Mb plan. The statement states the signed contract presents A critical mass of the bitcoin environment with 83.28% of hash power supporting the suggestion. For a couple days bitcoin enthusiasts were expecting the Barry Silbert's scaling plan hinted at several days ago. We agree to instantly Supports the following parallel upgrades to the bitcoins protocol, that will be deployed concurrently and based on the original. Segwit-2Mb proposal. , explains the DCG announcement. Following the dialogue on May 22, Bitcoin developer James Hilliard suggested. We're also committed to the development and research of technical mechanisms to improve signaling in the bitcoin neighborhood, as well as to set up communication tools, so as to more carefully coordinate with environment individuals in the design, incorp

AMD GPU特需

Ethereumとビットコインの急激な価格上昇がここ数週間続いてますが,どうやら皆Ethereumマイニングの収益性が突出して高いことに気づいたようです. いろんなサイトでハッシュレートの比較がでていますが,Open CLで最適化されたマイニングコードが出回っているためか現在ではAMDのGPUが圧倒的に高性能であることが報告されています. そのためかPolarisアーキテクチャのRX480, 470, 580, 570は完全に売り切れ続出の状況でゲーム目的の需要とは明らかに違う買い方も秋葉原近辺で報告されているようです.この傾向は世界中で起こっているようで,ほとんどのリテーラーで入荷されると即完売状態でamazonでは2倍ぐらいのプレミアがついて販売されているようです. http://www.cnbc.com/2017/06/05/digital-currency-mining-is-boosting-demand-for-amds-graphics-cards.html まさかのぷちAMDバブルの発生ですが,急激な需要増に製造出荷が追いついていないようで,この状態は7月まで続くようです.次世代GPUアーキテクチャのVegaが発表されたばかりですが,AMDはマイニング特需とRyzenの需要増で一気にNvidiaとIntelにキャッチアップしていきそうな雰囲気ですね. 私も試験的にGPUによるEthereumマイニングを開始したので近いうちに紹介しようと思います.

Coinbaseが新しい2重認証に対応

自分が使っているCOINBASEから本日メールが届き,どうやらGoogle Authenticatorへ2重認証を移行するのでインストールガイドを送ってきたようでした.完全移行は7月終わりになるようです. 確かにSIM ロックフリーのスマホなどは電話番号ごとのっとられる可能性も否定できずどうしようかと思っていたら早速対応してくれてたみたいです.使い方はGoogle AuthenticatorからCOINBASEのガイドに従ってQRコードを読み込み,アプリ上に表示された認証番号を入力するだけでした. ほかの二重認証が必要なサービスでも使用できるのでなかなか便利そうです. こういう流れを見ているとスマホが個人認証のハブとしての役割を果たしている状況に気づかされます.Humaniqなどは生体認証をスマホ経由で行うとアナウンスしてましたが,これからもまだまだ開発余地はありそうです.個人的にはパスワードというのも時代遅れだと思っているのでこの流れは歓迎したいと思います.

中国のビットコイン熱復活の兆し?

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先日報告したように6月1日よりOK CoinとHuobiでビットコインと現金の引き出しが可能になり,中国市場がビットコイン市場に戻ってきたようです. 一応,年間の換金制限はありますが,シャドーバンクが流行ったような御国柄ですから,仮想通貨でもこの急騰ぶりをみたら皆飛びついてくるようです.上昇下落どちらに触れてもおかしくありませんが,日本で決済方法として普及の兆しが見えることや,韓国で大量の需要がここ数週間発生していることなどと関連して今日は早速相場に勢いが戻ってきました. もう少し下落してくれたら一気に買い増しを行おうと考えてましたが、もう一度戦略を練り直そうと思っています. 週末,試しに購入してみたEthereumはまた強気相場が戻ってきたようでまた一気に200ドルを軽々突破しました.こちらも韓国市場が大きく影響しているようで,ネットワークもかなり混雑しているようです. ビットコインのSegWit 2Mbのハードフォークも決定されましたし,これからしばらくは強気相場が続いてもおかしくないようです.ビットコインのボラタリティーは確実に低下しているためあまり短期トレードするメリットはなくなってますが,長期保有で上昇を狙う場合やほかの仮想通貨の短期トレードへ利用するなど安心して保有できるのは好感が持てますね.