何故暗号資産へ投資を行うのか？
その答えは人それぞれだと思います。ここでは現在での私の考えを述べます。
何故ブロックチェーンが重要か？
投資活動というのは本来社会への何かしらの貢献するものでなければなりません（私の哲学では）。貨幣というのは価値の交換手段でありそれをただ集めるのは本来の目的にはなりません。ではブロックチェーン技術を使った暗号資産へ投資するのは何かしら社会にインパクトを与えるのでしょうか？私の答えは”Yes＂です。
キーワードはweb3.0、次世代のインターネットです。詳しくはバイナンスアカデミーで取り上げられているので一度読んでみることをオススメします。
https://academy.binance.com/ja/articles/the-evolution-of-the-internet-web-3-0-explained
人間社会がこのような高度な文明を構築するに至ったホモサピエンスの能力は、サビエンス全史でYubal Noah Harariが指摘したように存在しないものをあたかも実在するように感じる想像力（イマジネーション、認知革命の結果）とストーリー（フィクションと作者は表現してました）を他者と共有できる力です。これによって数１０人の集団から数万、場合によっては数億の人々が協力して一つのプロジェクトや目標に向かって共同分担作業ができるようになりました。
その事実は興味深いことに様々な人々が指摘しており、WWWの発明者であるTim Berners-Lee氏もそのことを理解していたのでしょう。同氏は1999年、”Semantic Web"というアイデアを提唱し以下のように語っていました：
”私には夢があります。それはコンピューターがウェブ上のあらゆるデータを分析できるようになることです。データとは、コンテンツやリンクを初めとする人間とコンピューターのやりとりです。これを可能にするセマンティックWebは、まだ実現できていません。しかし今後セマンティックWebが誕生すれば、貿易や役所の手続きから普段の生活まで、日常の仕組みが機械同士の対話によって実行されるようになるでしょう”
人間の活動には様々な価値の交換手段を必要とします。皆さんも日々、様々なものを購入して生活してますよね（食料品や家賃を支払ったり）。普段の買い物で、いちいち物物交換をしていたら市場が機能しない（組み合わせの数が爆発的に増えて実用的でない）のは通貨の歴史を調べて見てください。それが完全にデジタル化されて機械同士（AI)の対話によって取引が実行される基礎技術がブロックチェーンを使った暗号資産です（GeminiのWinkleboss兄弟もそういった考えの発言をしています）。
暗号資産投資の意味
上記がweb3.0のストーリーです。私はこれを読んで自分の暗号資産投資の意味を再確認しました。ブロックチェーンとそれを使った暗号資産は確実にweb3.0の目指す中央集権を介さないという理念と合致しています。数10兆円の時価総額を持ったということは多くの人がその考えに賛同し価値交換手段として暗号資産の価値や信用形成に協力していることにほかならないのです。
もうこの話を聞いた後には、価格上昇がどこまでいくとか、これはバブルである、ビットコインには株式のようなファンダメンタルが存在しないというのはただの雑音でしかありません。世界は確実に変化し、そして技術が世界を変えて行きます。まだ推測ですが既存の組織形成理論そのものを破壊し再構築するかもしれません。COVIDー19の世界的な流行で変化の速度はさらに加速しました。答えが出るのは5年後、10年後かもしれません。しかし失敗する可能性があるとしても人類史に残る偉業に参加できるのはエキサイティングだと思いませんか？未来を切り開くのは今を生きている私たち自身です。
未来は不確実です、来年どころか来月、何が起きるのか誰にも予測不可能です。それに対策できるアクションはとりあえず、先頭に立って走り続けることです。周りからバカにされたらそれは良いサインです。つまりそれはまだ大多数の人が気づいていないことへ新しいステップを踏み出したサインなのですから。成功の果実はそういったリスクをとった人しか享受できないことを歴史が証明しているのですから。
まとめ
私はこれからもっと深くこのテクノロジーというか全地球規模の壮大な社会科学実験に関わっていくつもりです。いつかEthereum財団やPolkadotの開発の中心的存在、Parity社と共同で何か行って見たいという構想もあります。テクノロジーはいつも世界を革新してきました。どこで聞いたか忘れましたが、高校生時代に聞いた以下のようなフレーズを思い出しました。
”エンジニアは社会の真の革命者である”
自分はそういう存在になれるように精進していくつもりです。
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