保有マイニングシステムの紹介(1)

 昨年の夏ごろよりビットコインの価格上昇に連動する形で、アルトコインの価格上昇と需要が高まっていますが、特にDEFIの影響を受けてEthereumのマイニング収益が急速に回復してきました。ブログ休止期間中は自分のポートフォーリオ拡充とともにマイニングも継続して行っていました。ここで、自分の所有機材を紹介しようと思います。

AMD系(Team Red)のマイニング機材

 私がマイニングしているのは主にEthereumですが、GPUマイニングを行う場合にAMDが比較的効率がよかったこともあり、Polaris、Navi系のカードを複数所有しています。
 最初はRX580を使用していましたが、Vega64へ切り替えようとしてHBM2の熱対策に苦戦し、今は Navi系のRX5700xtとPolaris系のRX580を使ってマイニングマシンを組んで運用しています。

  • ASUS TUF RX5700xt OC 8GB - 昨年、夏ごろにVega64 を売却し購入しました。2枚保有しています。現在では恐ろしいプレミアムがついていてebayでも見かけることはほとんどありません。最適化にもよりますが、ETHのハッシュレートが最大60MH/s +低消費電力(120Wぐらい?)が特徴です。最新のマイニングソフトと組み合わせるとさらに最適化できるようですが、安定的に動かすにはGDDR6の動作温度に注意する必要があります(それでもHBM2よりはマネージし易いです)


  • RX580 OC 8GB - 初期の頃に購入したカードが複数ありいまだ現役で稼働しています。新品で購入した AsusのStrixは特に優秀で特に問題なく安定的に3年間運用しています。最適化を行うと消費電力はマイニング時でも100Wを切るので複数枚束ねても余裕を持って放熱処理できます。マイニング速度はETHで大体25 MH/sから30 MH/sぐらい消費電力80Wから100Wで安定的に使用できます。定番中の定番のカードでゲーミング性能もそこそこ高いのでかなりオススメです。ちなみに保守性も優れていて、中古で購入したASUS Dual RX580 OCはファンを破損させたものの、保守部品がすぐに取り寄せることができて、自分で交換も簡単でした。機械部品のみ消耗品ですので、うまく保守点検を行えば数年間は問題なく使用できると思います。

NVIDIA (Team Green)のマイニング機材

マイニングを始めた初期の頃はGTX 1060の3GBモデルを2枚運用していましたが、DAGファイルサイズ拡大に伴い昨年売却しました。しばらくはAMD系のみ運用していましたが、RTX3000シリーズが昨年末に発売されたので、RTX3070を2020年末に導入しました。
ただ残念ながら昨年から続く半導体の供給問題により、現在も入手はかなり困難です。マイニング性能はほぼRX5700xt相当かやや上回るぐらいで、何も最適化を行わない状態でも実速度60MH/sぐらいで安定動作します。導入費用を考えるならRTX3060TIのほうが良いようですが、そちらはさらに手に入れるのが困難な状況なので、プログラミングの実験にも使うことを考慮してこちらを選択しました。ネットで手に入れるのは、かなりのプレミアムを覚悟する必要がありますが、幸い実店舗で転売屋対策が徹底されており購入制限はあるものの定期的に入荷されています(ただ大体午前中で売り切れる状態が続いてますが)。
私は、こちらへメイン機材を移行することを計画しているので毎月1枚ペースで増やしていく予定です。4枚揃ったらGPGPUサーバーとして4Uケースに組み込むことを計画しています。

まとめ

ここでは私が主に所有するマイニング機材を紹介しました。世界的な半導体の供給クライシスでGPUを定価で購入することはかなり難しい状態ですが、運良く手元に上記のGPUがある場合はマイニングに参加してみることをオススメします。マイニング収益は現在史上最大で小規模でも収益はプラスになると思います。北米は電気代が比較的安価なので、私は電気暖房代わりと思って趣味で運用してます。CPUマイニングも行っているので次回はXMRを採掘しているCPUマイニングのシステムを紹介してみる予定です。





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