ETH mining benchmark on AMD Radeon RX6800 (HiveOS)
はじめに
現在,AMDとNVIDIAそれぞれに分けてマイニングリグを管理していますが,近所のパーツショップに比較的まともな値段でAMD RX6800が入荷されたので,微妙な時期ではありますが,購入してしまいました.ついでに恒例のベンチマークをHive OS上で行ってみました.
トラブル発生!→なんとかベンチマーク
最初は古くなったRX580を引退させるつもりで,RX6800を購入したのですが,開けてみてビックリなことに私のメインマイニングマシンではG P Uがサイズオーバーで固定できませんでした.RX5700xtも十分大型なのですが,最新のG P Uはオーバクロックさせると消費電力が半端な値ではないので放熱設計は各社工夫を凝らしているようで,見事にサイズオーバーの悲劇が発生しました.ちなみに購入したのは,ASUS-TUFシリーズでここまでサイズが大きいとは想定外でした(考えてみると同世代のASUS Strix RTX3070も長さが異常でした.まあここで諦めても良かったのですが,はみ出したまま組み付けてテストを試みG P Uが認識されないトラブルに苦しめられ,結局Windows機に組み込むのは諦めました.
幸いB550マザーのAMD専用にしているマイニングリグがあったので,そちらへ組み込んでテストを行いました.こちらはCPUマイニングを行なっている関係でそのままでは850Wの電源容量をオーバーしそうだったので,Vega64を一時的に取り外して空いた場所に,インストールする形になりました.さて肝心のハッシュレートは以下のような結果になりました。
ハッシュレートはOC設定の最適化後で大体62MH/sぐらい,コア電圧はまだ高目に設定しているので消費電力は追い込めば105Wぐらいまで減らせそうです.今回の購入したものは当たりバッチのようで効率はRTX3070 non-lhrと同等かやや良いぐらいでした.ちなみに数100ドル足すとRX6900xtも購入できますが,マイニング性能はやや向上するぐらいで電力効率は低下する傾向のようです.何よりBig Navi世代はGDDR6のタイミングなどを再設定しなくてもハッシュレートが出せるので,マイニング初心者にはありがたいかもしれません.ネットの記事を見る限りではBIOSも書き換える必要はないようです.発売当初にネット記事で見ていた報告よりは今回のベンチマーク結果が良かったので,中古の値段が下がってくれば追加購入を検討するかもしれません
まとめ
相変わらずマイニング機材をいじると色々トラブルを経験しますが,これで古いカードの置き換えが進められそうです.ちなみに取り外したVega64は一時的にNvidiaプラットフォーム用のリグで稼働させています.Win10では経験上こういった運用方法は不安定化の原因になりますが,HiveOSではある程度動作可能なようです(ちょっと挙動はおかしいですが多分配線が原因です).この記事執筆時点ではBTCとETH価格は持ち直してきたので3月にかけてまた最後の上昇が起きれば,今回の投資は大正解だったことになります.しかし,どちらかというと弱気相場入りを見越してのマイニング機材の刷新が主目的なので,そういう意味では価格の大暴落が起きて余裕の無い個人マイナーが脱落してくシナリオでも全然O KなようにGPU購入資金は確保してあります.Tax Returnも間も無く必要書類が手元に揃うので,納税が終わったら今年も積極的に投資していこうと思います.
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