Polkadot のPLOクラウドローンが始まる
はじめに
以前の投稿でPolkadot に注目しているということを書きましたが,調べていくにつれてこれからのブロックチェーンのエコシステムの発展のために非常に重要なプロジェクトであることがわかってきました.今月はついにParachain に接続するオークションイベントが控えているので,ここに簡単にまとめてみたいと思います.
PLO (Parachain Lease offering)とは
PolkadotはRelaychainと呼ばれる心臓部と,そこに接続するParachainという2つの要素から構成されています.Parachainは実際にブロックチェーンとして機能する部分でスロットという枠が100個用意されています.このスロット獲得を目指して参加しようとするプロジェクトが争うイベントがParachain Lease Offering (PLO)です.
P L Oはクラウドローンとオークションの2つのパートに分かれており,クラウドローンで一般ユーザーはDOT トークンをロック状態にして指示することを表明して,その対価として新規プロジェクトが発行するトークンを獲得できます.
オークションでは獲得したD O Tが最も多いプロジェクトが勝利する仕組みになっているので,クラウドローンがかなり重要なイベントであることが分かるでしょう.
現在の状況
PLOの第一段階にあたるクラウドローンは11月5日より開始され,現在6種類のプロジェクトに投票可能になっています.Polkadot .jsのデータを見る限りでは,”Acala” が613万DOT(346億円相当)がロックされていることが分かります(Acala NetworkはDefiハブを目指すプロジェクトです).またEVM互換のスマートコントラクトを実装するMoonbeamもかなりの投票を獲得しています.Astar, Moonbeam, Acala はおそらく確実にスロット枠を落札するでしょう.
私は現在Krakenで保有するDOT をステーキングしてますが,気になっているプロジェクトに参加しようか考えているところです.クラウドローンに参加してももらえるトークンがすぐに売却できる訳でありませんが,こういうブロックチェーンのインフラ部分を担う銘柄は長期保有しても良いと思っています.Ethereumが本命であることは間違いないのですがETH2.0へ移行してからシャーディングが実装されるまでまだまだ数年かかりそうなので,その補足的役割を担うという意味でもPolkadotに期待しています.
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