ETH mining RTX3080 LHR benchmark
米国は感謝祭休暇の真っ只中ですが,ブラックフライデーのセールで年末商戦が本格的に始まり小売店はこの時期どこもセール品を求める人でごった返しています.そんな中,近所のP C
パーツショップに足りないパーツを買い出しに行ったら偶然にもRTX3000シリーズが小ロットながら入荷されて店頭に並んでいました. しかもRTX3090やずっと気になっていたR T X3080もLHR版ながら一応メーカーの標準価格で売られていたのです.このチャンスは逃してはいけないと思い急遽RTX3080を購入しました.
目の前の値段の安いグラボからどんどん売れてく状態だったので自分が入手できたのは,MSI Gaming Z Trio RTX3080 LHRになりました.値段は税込で1200ドルぐらいなので現状でのメーカー希望小売価格です.
さて,LHRのカードなので,通常のマイニングソフトでは,ハッシュレートが本来の値から半分ぐらいに抑えられてしまいます.今回はt-rex minerのversion 24.7を使って簡単なテストを行なってみました.LHRが発表された初期の頃は,マイニングさせようとすると特定のメモリアクセスパターンを認識してGPUのコアクロックとメモリクロックを下げるためにハッシュレートを50%削減されていましたが,現在では有名なマイニングソフトはLHRアンロックの仕組みを実装してきています.現状では最適化を行うと70%までハッシュレートを向上できると報告されていますが,私の環境では以下のようになりました.
調整が上手くいくと60MH/sを少し超えるぐらいで,ハッシュレートあたりのエネルギー効率はそんなに高くありません.手持ちのRTX3070 non lhrと同等かややハッシュレートが向上するぐらいの性能になりました.Youtuberの報告を見ていると他のメーカー製(ASUS Strix V2 LHR)では,LHRでも70MH/s以上は出ているので少し期待外れではありますが,将来的にマイニングソフト側の性能向上を期待しています.調整中に気になった点はMSI AfterburnerなどでオーバークロックさせていてもLHRのロックがかかった瞬間コアクロックが極端に下がります.ドライバとシリコンチップ側で連携してコントロールを行なっているようなので結構厄介な仕組みではあります.この後に色々調べてみるとどうもドライバのバージョンでLHRロックの具合が微妙に異なるようです.ここでは最新のv490を使いましたが,クリエイティブ向けのv471の方が若干ハッシュレートとLHRの設定値は向上しました.Youtubeでチェックした限りでは皆v470を使っていたのでまだ最適化する余地はありそうです.ただ購入資金が潤沢にあってリスクをとるのも厭わないのなら,RTX3090を購入する方が賢明な選択かもしれません.
コメント
コメントを投稿