ETH mining benchmark on Radeon Pro W5700 (Hive OS)

暗号資産相場は一時的な調整を挟み月曜日の夜明けごろからジワジワと上昇していましたが,本日無事BTC,ETH共に最高値を更新してまだ上昇を続けています.こちらでは11月になり外の気温も順調に下降してきたので保有マイニング機材を全稼働させています.GPUの入手は相変わらず困難な状況が続いていて最近ebayで良さそうな出品を物色していましたが,マイニング効率が良いGPUは軒並み高値で取引されている状態です.そんな中,B&Hのサイトで偶然,Radeon Pro W5700の中古品が手頃な値段(といっても900ドル弱)で販売されていたので購入してみました.


W5700

GPUのコア的にはRX5700xtと全く一緒でTSMCの7nmプロセスで製造されており,プロ仕様なので8GBのGDDR6がECCに変更されているぐらいの違いしかありません.もちろんゲーム性能重視で設計されていないので,MACなどではビデオ編集などで重宝される存在です.中古品を購入しましたが,見た目はほぼ新品でそれほど使い込まれていたわけではなさそうです.付属品も全て付いてきたので,なかなか良い状態です.RX5700xtはebayで落札しようとすると中古でも1000ドル超え,さらに送料と税金がかかるので,マイニングと将来的にはビデオ編集などに使えることを勘案すると悪い選択肢では無いと思って購入しました.


ベンチマーク結果

以前,Radeon Pro WX8100とVega64のマイニングリグの紹介をしましたが,そちらのリグに仮組みしてベンチマークしてみました.尚,BIOS書き換えはいつもの通り行っていません.Hive OSで簡単にメモリクロックとコア電圧などを調整した結果は以下のようになります.


大体52MH/sで110W切っています.この状態でもかなり効率は良いですが,BIOS書き換えなどを行うと消費電力100W弱で56MH/sまで最適化できるようです.ベンチマーク結果が良かったので,もう一枚手に入るのなら購入したいなと思いB&Hのホームページを再度確認しましたが,あっという間に売り切れたらしくバックオーダーの状態になっていました.

マイニング収益が好調なうちにRX580の古いカードを最新の効率の良いGPUに入れ替えようと考えていましたが,GPUの争奪戦は来年頭まで続きそうです.





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