ETHマイニングT-Rexマイナー導入

 以前にPhoenix Minerの紹介記事を書きましたが,その後あまりアップデートされておらず,不満を持ちつつもそのまま放置していました.私の環境ではNVidia系とAMD系が完全に別システムなので,NVidiaマイナー界隈で人気のTーRexマイナーを導入してみました.

 TーRexマイナーを簡単に紹介するなら,TeamRedMinerのNVidia版といったところでしょうか.NVidiaのGeforce系統のGPUに最適化されています.Youtubeで活動しているマイナーの評判を見る限りではこれが現在最も人気のあるマイニングソフトです.現在も保守とアップデートが行われていて開発は活発のようです.

設定方法

 まずGITHUBのページから最新版のT-Rexマイナーをダウンロードします.いつも通りウィルスソフトの検知に引っかかる可能性があるので一時的に例外処理を追加するなどの対応をしてください.ZIPアーカイブを自分のインストールしたい場所で展開します.

 設定方法はこちらもPhoenixマイナーなどと似ているので自分のETHアドレス,マイナーの名前,マイニングプールを指定します.以下に設定ファイルの例を示します.

t-rex.exe -a ethash -o stratum+tcp://us1.ethermine.org:4444 -u 0xから始まるETHアドレス -p x -w マイナー名 --pl 75 --lock-cclock 1050 --mclock 950

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私は米国の東海岸に住んでいるので,マイニングプールのサーバーはEthermineのUS1を指定しています.ここは適宜自分の居住場所に応じて変更してください.ちなみにWindows版ではGPUのクロック指定が可能です.上記の例ではコアクロックを1050MHz, メモリクロックを950MHz,パワーリミット75%を指定しています.RTX3070のカードで上記コマンドを実行しているログの様子は以下の通りです.

ここではMSIのVentus2Xを使用した例で,58MH/sで20日以上連続で稼働しているのが分かると思います.GPUが一枚だけの環境でライザーケーブルなども使っていないので,安定度は抜群に良いです.NVidiaでは最新出荷版ではLHRが末尾についたハッシュレートリミッター付きしか手に入らないので,しばらくは回避方法を誰かが考え出してくれるのを待つ必要があるかもしれません.もちろん幸運にも初期のLHR無しのロットを所有している場合は何も問題なく使用できます.マイニング専用チップであるCMPシリーズは個人では入手が難しいですが、入手できた場合は実験してみようかなと考えています.ちなみにT-Rexマイナーはeth以外のマイニングにも対応しているので,私もETH2に移行を見越して今から次のマイニング候補を探索中です.



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