ETH mining benchmark on Radeon Pro WX8200

2月末から3月1日にかけて久しぶりの調整が入り、相場もETHのガス代も落ち着いてきました。GPUは相変わらず高騰を続けており、RTX3080などは完全に幻のカードになっています。そんな中、プロ用のGPUは比較的価格が安定しているので、ebayでまた物色してましたが、RadeonPro WX8200を手に入れることができました。通常であればこんな高額なGPUは購入しませんが、同性能のゲーミングGPUは恐ろしい値段になっているので今回購入してみました( これも中古ですが、新品同様のやつを700ドル弱で入手しました)。

ベンチマーク結果

早速、ベンチマーク結果ですが、WX8200はVega世代のチップなのでHBM2が8GBのっています。その結果、性能はほぼRadeon Vega 64相当のようです。以下にTeamRedMinerでのマイニング結果を示します。

大体、38MH/sで安定して動作します。購入してから気がついたのですが、こういったプロ用のGPUは普通のソフトではオーバークロック設定を細かくいじれません。つまりコア周波数などを下げたくても通常の方法では全く設定を調整できない状態になっています。
電力効率から考えるとあまりよろしくありませんが、今のマイニング報酬なら十分利益が出るので今はハッシュレート優先で運用しています(ただ排気が熱いので少し困ってますが)。
ECC付きのHBM2のおかげかメモリ温度はかなり高いですが、安定して動作してます。補助ファンももちろん装着済みですが、排気の陰圧をあげる必要がありそうです。ブロワー方式なのでファンの回転数をあげるとかなりうるさいです。気になる人は静音化対策が施された密閉ケースで運用する方が良さそうです。

まとめ

通常のゲーミング用GPUが手に入るならこれほど高額なプロ用GPUを使う必要はありません。ただプロ用ではECC付きメモリを搭載しているので動作温度が高温でも安定動作します。私はRX6700xt発売までの繋ぎとして運用して、マイニングの採算性が赤字になったらそのままeGPU化してMacBookProと一緒に使おうかなと考えています。




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