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Starbucks の決済に仮想通貨が採用されるかも?

最近行われた投資家への説明会で, Starbucks 会長の Howard Schultz 氏はブロックチェーン技術を自社の決済プラットフォームに採用する長期的な可能性を発言しました. しかし,同時に Bitcoin がこの役割を果たすとは考えておらず,規制され法制化された枠組みの中で利用される仮想通貨が望ましいとしているようです. Starbucks 自体は独自の仮想通貨への開発もブロックチェーンや特定の仮想通貨への投資も発表していませんが,これらの技術を自社の決済システムに組み込みたいと考えていることを明らかにしました. Schultz 氏は, 2015 年に開始した Starbucks のモバイル決済アプリで消費者は注文し,支払いを行うことができ現在では米国内での Starbuck 決済取引の3分の1を占めていると言及しました.その結果将来的に Starbucks はキャッシュレス店舗を導入することを検討していると語りました. Starbucks は最先端の決済ソリューションを消費者に提供してきた実績がありますし,今後なんらかの形で仮想通貨を自社のモバイル決済アプリに組み込みたい考えのようです.私もリワードポイントがたまるので Starbucks カードとモバイルアプリの決済を利用していますが,将来的には仮想通貨を使って支払いとトークンを利用したリワードポイントの獲得なんてことが可能になるのかしれません. それが, Ethereum ベースのトークン, LiteCoin や XRP になるのかわかりませんが,モバイル決済へ仮想通貨利用の普及が進む可能性に期待したいです.

Ethereum Mining results (イーサリアムマイニング実績) 2017

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日本で 2 月は確定申告の季節ですが,米国では 4 月 15 日の Tax return の締め切りに向けて大体必要書類が届く時期です.以前にも紹介したように私はメインでイーサリアムマイニングを行ってまとまった収入が発生したので, Tax Return へ向けて総マイニング収入(実績)がどれぐらいであったか計算してみました. 米国では,仮想通貨を投資目的で取引し発生した利益や損失は Captial Gain として扱われます.それと同時に,個人の場合は年度内で発生した収入すべて所得税の課税対象になります.つまり仮想通貨のマイニング報酬は発生した段階に米ドル換算され収入として課税されるということです(受け取ったタイミングの解釈方法は色々ありますが). 総額が 600 ドル未満であれば報告しなくても良いというルールもあるようですが,私はそこそこの額になったのでどうやら報告義務があるようです. さて, 2017 年に各月どれぐらいマイニングできたか実績は次のようになります. これを見ると, 9 月と 10 月の価格低迷期でマイニング収支が悪化しているのがわかりますが,年末の上昇で徐々に復活してきたようです. 総額を計算すると 大体 2.9 ETH をマイニングし,総額で 922.98 ドル儲かったようです.ちなみに電気代は大雑把な計算で 250 ドルぐらいトータルでかかっていたようです.結果として現状では個人のマイニングでも黒字で,含み益を含めなくても十分収益が得られたようです. ちなみに 2017 年末の終値で換算した結果は, 総額 2163.66 ドルで Ryzen 7のデスクトップ構築費用は余裕で回収できたようです. 現在も効率が落ちながら電気代以上は毎月稼げているので, Casper のハードフォークで PoS へ移行するまではこのまま継続していく予定です.ちなみに 1 月でイーサリアムがまた価格上昇したこととアルトコイン全体が値上がりした影響か GPU がさらに品薄で恐ろしいプレミアム価格がついているようです.追加で GPU を購入したいのですが,現状ではもう少し価格が落ち着くのをまとうかなと思っています.ただし 2018 年にそんな時期が来るのかあれだけの価格暴落あとでも疑問...

[復帰] 2018年Blog再始動

しばらくブログの執筆をサボっていましたが, 2018 年新たに再始動しました. 休止中だった間は,ただ単に本職の繁忙期でなんとなく疎遠になっていたのと日本への一時帰国など色々重なりしばらくブログ執筆から遠ざかっていました. 幸いなことに数ヶ月更新をサボっていたにもかかわらず,コンスタントに PV があったこと,日本へ一時帰国中には居酒屋でも周囲の人がビットコインを話題にしていたりと改めて暗号通貨が一般の人にもだいぶ浸透してきたなと感じています. 休止中はただ上昇していく相場を眺めながらあまり取引は行わず,ひたすらマイニングをやっていたのと, 2018 年に向けて粛々と情報収集に集中していました. 年末と新年明けてからいろいろな出来事があり,それなりに書きたい記事もまとまってきたのでこれから徐々に紹介していこうと思います.

Monero mining事始

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Ethereum(ETH)をGPUでマイニングし始めて3ヶ月ぐらいたちましたが,徐々に採掘難易度の上昇していることとまもなくハードフォークが予定されていることから現在より採算性の高い暗号通貨を探しているところです. そんな中,ネット上で検索するとMoneroが割りと簡単にCPUでマイニングできるという情報があったので今回はMonero マイニングを色々試してみた結果を報告しようと思います. Monero(XMR)は2014年に登場した取引情報の匿名性を高めた暗号通貨でASICの開発は行われておらず,CPUもしくはGPUを利用して採掘が行われています.Moneroの面白いところはファイル暗号化に使われるAESを利用している点で最新のAMDもしくはIntel CPUではハードウェアAESが搭載されていることからCPUでもそれなりの効率で採掘が行えるところです. AMDが公開した情報によれば,最近製作したデスクトップに使用したRyzen 7 1700は,大容量のL3キャッシュが効いてるのかRadeon RX 470を上回るエネルギー効率を達成しているようです. さてXMRの採掘にはほかの暗号通貨と同様にWalletアドレスと,採掘用のソフトウェアが必要になってきます.私が最初に試したのは MinerGate が提供しているGUIアプリケーションであまり採掘速度は速くありませんが,Walletを作成してくれることと面倒なバッチファイルの初期設定が不要だったので試掘にはもってこいでした. Ryzen7 1700搭載のデスクトップで試掘を行った結果は下の図の通りです. ネット上の報告ではCPUマイニングに最適化したプログラムではRyzenで500H/sぐらい可能らしいのでまったく性能はでていません.ただしマイニングプールの設定,Walletをローカルで保持する手間などを考えると試しに使ってみるにはMinerGateのソフトはお手軽でかなり便利でした.ちなみにETHのGPUマイニングは同時に行っていますが,ハッシュレートの低下は見られませんでした. 私がマイニングを始めた当初は1XMR=40ドル程度であったのがそのあと一月もせずに急上昇し現在は1 XMR=110ドル前後で取引されています.Ryzen のTDPは65W程度でCPUにそれほど負...

中国人民銀行と金融規制当局がICOを違法と認定

米国はLabor Dayの月曜日で久しぶりの3連休でしたが,中国がまたやらかしてくれました. 中国人民銀行及び金融規制当局の発表によるとInitial Coin Offering (ICO)は未認可の違法なファンドレイジングとみなし,この告示後はICOを行った個人や組織はすぐさま投資家にたいして返金を行わなければならないという大変厳しいものです. もしICO活動を止めない場合には捜査を行い厳しく取り締まるとも述べられており,すべてのICO行為とトークンの売買取引の即時停止を求めています. この影響をもろに受けたのがEthereumで現在一気に下落して,中国内では300USDを割り込み,執筆時点で240ドル代で取引されています. また特に悲惨なのが,中国版Ethereumと呼ばれていたNEOですが,ここ24時間で価格が3割下落し,市場規模は半分以下になってしまいました. Bitcoinは好材料が出尽くして調整局面に入ってきましたが,やはり中国規制当局の決定が大きく影響したのか中国の取引所では全面的に売られている状況のようです. 私はLiteCoinとBitcoinの上昇で上手く利益が出ており,Ethereumの下落意外は許容範囲内と言ったところで明日朝の値段を見て追加購入を考えているとことろです.北朝鮮情勢もあり9月と10月は予想外の事態も起こりそうですが,逆に言えばボラタリティーの大きさを利用してトレーディングで利益が出しやすい状況かもしれません. 北朝鮮による弾道ミサイルと水爆実験は完全に米国の許容できるレッドラインを越えていますが,米朝ともに全面戦争へ突入する事態は避けると思いたいところです.米軍による北朝鮮への限定的な空爆が行われる可能性は高まったので日本周辺はだいぶきな臭くなってきました.

Lite Coin All time high rising to 60 USD

先週はビットコインのSegWit (BIP141)が予定通りアクティベーションされ,スケーリング問題は次のステージへ向けて進みだしましたが,ほかのアルトコインの上昇が多くみられました. 週末にかけて,DASHやMoneroの急上昇など,面白い現象が連続しましたが,自分にとってはまたLiteCoinが上昇し,60ドルまで達してまたそれなりに利益が出たことはラッキーでした.どうやら韓国のBithumbで取り扱いが可能になったことが,MoneroとLiteCoinの上昇に大きく影響したようです.朝鮮半島有事懸念はまだ消えたわけではなく執筆時点で弾道ミサイル発射で日本上空を通過するという前例のない挑発行為にでているわけでこのまま米軍が何もせずに引き下がるとも思えません. Ethereumは予告されていたハードフォークの計画(Metropolis)のアナウンスがされ,まもなくマイナーにとって氷河期が訪れそうです.すでに採掘難易度の上昇で採算性はかなり悪化しているので,ここらへんがその他の暗号通貨マイニングへ切り替えるタイミングかもしれません. DASHは最新のASICマイナーの登場でバブル状態でとても資本力を持った人たちには敵わないと予想されるので,試験的にCPUでMONEROマイニングを始めてみたところです. IRSがビットコインの取引履歴の調査に着手したと噂されていますし,これからは匿名系の暗号通貨が流行りそうな予感です. 現在の構成のシステムを流用しようと思い,匿名系暗号通貨のマイニングソフトと最適化をネットで調べているところです.MONEROのCPUマイニングについては近々紹介できたらと思います.

Block 494784 SegWit2Xハードフォーク

SegWit2Xの開発チームが本日494784ブロックでハードフォークを予定通り行う計画をアナウンスしました. 現在の採掘スピードからだいたい90日後の2017年の11月中になる予定で,NY協定どおりハードフォークは年内に実行されるようです. コア開発者やオリジナルのビットコインを支持するグループの反対があった場合にはBitcoin Cashと同様にブロックチェーンがまた分裂することになりますが,この場合はどちらが主流になるかわかりません. 私にはマイナーとコア開発者の妥協点としてちょうど良い気もしますが,また混乱が予想されます. ひとまずはSegWitのアクティベーションで好材料が出尽くし,ビットコインは4800ドルから5000ドルぐらいには到達しそうな気がしています.その後は不測の事態(朝鮮半島有事)がなければ以前と同じパターンで一時的な急激な価格の上下を繰り返していきそうです. 私は粛々とETHマイニングしつつビットコインを追加購入しながら本格的なトレード経験もつみたく取引所を調べ始めたところです.取引所はBtifinexや Poloniexなどに興味がありましたが,どうやら米国から撤退しそうな動きが見えてきたので無難にGDAXあたりになりそうです.