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EthereumとVerge, SmartCashの同時マイニング方法

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先日EthereumとSiaCoinなどを同時マイニングできるClaymore’s Dual minerの新しいVer 11.0がリリースされたと報告しましたが,今回のアップデートで加わったKeccakとBlake2sで同時マイニング方法を紹介しようと思います. Verge(XVG)との同時マイニング Blake2Sでマイニング可能な中でそこそこ有名で採算性も良さそうなのはVergeで,海外ではETHとの同時マイニング方法を試す人がすでに出てきているようです.マイニングプールは色々選択支がありますがWalletアドレスのみでマイニング開始できるnlpoolがおすすめです. Nlpool blake2S mining: http://nlpool.nl/ 設定batファイルの例を以下に示します. EthDcrMiner64.exe -epool us1.ethermine.org:4444 -ewal <ETH address>.<rigname> -epsw x -dpool stratum+tcp://mine.nlpool.nl:5766 -dwal <verge address> -dpsw x -dcoin blake2s -allcoins 1 -allpools 1 -dcri 50 ETHのマイニングプールはethermineを使用していますが,ほかのマイニングプールを設定すれば問題なく使えると思います.Blake2sはStratnumアクセスしかサポートしていないのそこだけは注意が必要です.-dcriオプションを変化させるとマイニング効率が変化します.RX580の場合はBlake2Sの同時マイニングで50前後を設定してあげると良い結果が得られました.ETHのマイニング効率はやや落ちますが,Verge側で約1200MH/sぐらいの結果が得られました. SmartCashとの同時マイニング Keccakでマイニング可能なのはSmartCashになります.こちらは公式マイニングプールぐらいしか稼動していません.マイニングを始めるのは公式ページからWeb Walletなどを作成しマイニングプールへの登録が必要になります. SmarCash pool: http...

BitfinexがSegWitに対応

本日Bitfinexがブログ上でBitcoinの出入金に関してSegWitに対応したと アナウンス を行いました. これに関連してか分かりませんが,夕方ごろにビットコイン価格の突然の下落を経験しましたがこれは50-day SMAでただ単に抵抗にあっただけかもしれません. Coinbaseは先週ごろSegWitの実装テストの最終段階に来ていることをアナウンスしていましたし,昨年8月にアクティベートされたSegWit対応が一気に進みそうです.Lightningネットワークへの対応も進めば送金遅延や手数料の高さはだいぶ改善されていくと思われます. 一方,Ethereumはネットワークスケーリングのための開発を加速させるためにEthereum Community Fund (ECF)というある種の基金を設立し開発者をバックアップしていくようです.こちらもPlasmaやShardingなど色々な案が出されていますが,開発を加速させていく必要があるので資金面でICOに頼らなくても良い仕組みができたのはポジティブに捉えています.Ethereum版のLightning ネットワークと呼ばれいてるRaidenはICOでトークン配布することで開発資金調達を行いましたが,Etheruemネットワークに依存するdAppがこれから続々と出てくることを考えると今回の動きは期待できそうです.

Telegram ICOの状況, 非公開割り当てで8.5億ドル調達

暗号通貨業界で有名なチャットアプリのTelegramはICOが噂されていたトークンの非公開割り当てですでに8億5000万ドル調達したことが米証券取引委員会(SEC)に提出した 通知 から判明しました. SECは暗号通貨のICO行為は証券の発行にあたるとの見解を以前から公表しており,今回Telegramが公開した証券は”暗号通貨の購入契約”としています.米国では非公開株のIPOなどは100万ドル以上の資産があるか年収20万ドル以上の適格投資家しか参加することができませんが,TelegramのICOも同様の扱いになるようです. コダックも同様の手法を用いてICOを行うことを予定いましたが,出資者が適格投資家にあたるか審査する必要があるため期限を延期していました. これで米国人は合法的にICOに参加できるようになったわけですが,いままでのように一般人が簡単に参加できるレベルではなくなったようです.法規制が進むのはある程度歓迎できますが,これからはまともなICO案件に参加するためには適格投資家になるしかなさそうです.

仮想通貨市場が5000億ドルまで回復

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LiteCoinの上昇をきっかけにBitcoinやETHもかなり回復してきました.Bitcoinは現在10800ドル付近で取引されていますが,そんな中2月9日から2月12日の間に4400万ドル分のビットコインを匿名のトレーダが取引していたようです. 個人なのか組織が保有するアドレスなのかわかりませんが,実際に噂されているアドレス(3Cbq7aT1tY8kMxWLbitaG7yT6bPbKChq64)をBlockchain.infoで確認してみました. たしかにここ数日に急激に購入された形跡が見られ,総資産額は96650.85 BTCなので約10億ドル超える規模を保有しているようです.こういう大口のビットコイン保有者の売買の影響なのかビットコインの市場占有率もじわじわ上がってきているようです.ジョージソロスの運営するファンドが仮想通貨で支払いを古くから受け入れているOverstockの株を大量購入していたりと,既存の投資家にもブロックチェーン技術とビットコインが受け入れられつつあるのかもしれません

WavesのDEXプラットフォームに新たなゲートウェイが追加予定

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今日はDEXプラットフォーム系の Waves に大きな動きがありました.すでにBitcoin, Ethereum, ZcashとLiteCoinがサポートされていますが,近日中にBitcoin cash, Dash, Monero, Ripple, NEMにも対応する予定を アナウンス しています. この発表をきっかけにしてかWavesの価格も24時間で+20%以上の上昇を見せています. Wavesは法定通貨や暗号通貨の取引保存といった基本的な機能に加えて,独自トークンを発行できる特徴があります.Waves platformで企業を取り込み独自トークンを発行させる試みが行われているようで, 昨年7月にはハンバーガーチェーンの”Burger King”が”WhopperCoin” を発行したことがニュースになりました.やはり2018年はDEX銘柄の注目度が高まっていきそうです.

LiteCoinが高騰,LitePayとLiteCoin Cashのハードフォークが要因?

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昨夜チャートを眺めていると突如としてLiteCoinが上昇を始めました.テクニカル分析でも2回底をつけた後早々に反発していたので20日移動平均線を越えたあたりで何かが起こりそうな雰囲気でした. 要因はおそらく,ちょうど上昇基調に乗る段階だったことと,LiteCoinを使ったLitePayが今月28日に公開されることがアナウンスされたことなどではないかと思われます.現在50日移動平均線も超えて完全に上昇モードなのでどこまでいくのか期待したいです. ちなみに今回の上昇にどれだけ影響したか分かりませんが,LiteCoin Cashがハードフォークすると予告されています.こちらはどれだけ本気なのか分かりませんが,1 LiteCoin毎に10 LiteCoin Cashが配布されるとアナウンスされています. どうやらこのハードフォークでビットコインと同じSHA256にハッシュアルゴリズムも戻すようで,技術的にもあまり面白そうな話もないので何がしたいのかいまいち理解できていません. Charlie LeeはTwitterでこのハードフォークはスキャムだと言ってますし,あまり関わらないほうが良さそうです.それよりも2月後半でLitePayが実際にサービス開始すれば実際にLiteCoinが決済用に使われる機会が増えていきそうです.そして順調に実需を伴って価格が上昇していけば暗号通貨の決済分野の応用例として成功していくのではないかと期待しています.

Bitfinex新たな分散型取引所 EOSfinexを立ち上げへ

Tether疑惑で何かとニュースになっているBitfinexですが,本日,EOSをベースにしたDEXであるEOSfinexを立ち上げると ブログ上で発表 しました. すでにBitfinexは0x protocolを活用した半分散型のEthfinexを立ち上げてベータ版を公開していますが,完全に非中央集権的な取引所移行に向けた布石を打ってきたようです. EOS自体はまだテストネットでの運用止まりなのでいつごろこのプランが実現されるかは不明です.色々な疑惑があるとはいえ大手取引所の一角がこうやってDEX化に本格的に乗り出してくるとこれからの発展に期待できそうです. こういう動きを見ているとGDAXがERC20トークン取引機能を導入する場合に0x protocolを採用するのも荒唐無稽な話ではないような気がしてきます.個人的には2018年から2019年にかけてEthereumネットワークの開発と関連して色々な動きがあるのではないかと期待しています.